No.7 すし「鮨 おく村」( 2011.03.23 / 2011.04.02 )
2011年4月3日 日曜日 曇り/晴れ
3月23日に、下関市の新下関駅の新幹線口の近くにある「鮨 おく村」に行きました。
若い主人 奥村卓史が頑張っています。
下関のすしは、素材そのものを重視して、新鮮さを味わうというお店が多いです。私は、これを海鮮すしとよんでいます。
これに対して、江戸前すしは素材を活した仕事をすることを重要視していると思います。
ワインを好んで飲むようになって、すしの好みが変わりました。
東京出張が重なり、江戸前すしを食べることが多くなって、とうとうハマってしまいました。
オールドヴィンテージのワインが好きな私は、すしネタも熟成したものを好むようになりました。
こうしたすしを出すお店は、下関では少ないので、とてもありがたく思っています。
「鮨 おく村」の入り口です。
刺身の盛り合わせです。
ミンク鯨のさえずりが絶品ですたので、追加しました。
たくさんのつまみを注文しました。どれも美味しかったです。
すしに移ります。
ちょっと抑えた江戸前すしです。江戸前のしっかりとした仕事をすると、下関の客は食べてくれないとのことです。
珍しいすしネタもでました。
気に入ったのは、先ほどのミンク鯨のさえずりの炙りです。
翌週の4月2日に、用事があって電話すると、「いいコハダが入っている」と聞いたので、予定外の外出をすることにしました。
いつものように、つまみをいろいろと出してもらいます。
なかでも気に入ったのが、ニナ貝 (ニーナ貝) です。
近頃はこうしたサイズのものを見かけなくなりました。5cmぐらいありました。
藻がたくさん付いているのがいいです。おそらくこのニナ貝はこうした藻をたくさん食べたと思います。ニナ貝に磯野の香りがします。
アジの白子の握りです。初めて食べました。新鮮じゃないと食べられないそうです。
白魚を桜の葉で蒸した握りです。桜の香りが春が来たことを告げます。これは江戸前の仕事です。
もちろん、お目当てのコハダは、つまみと握り (3貫) いただきました。しめて3日目といことでした。つまみにはちょうどよかったですが、握りはもっとしめたものを私は好みます。
でも、総じて美味しくいただきました。